次は、居間として使われた部屋で、この家で最も広く、12畳あります。
台所から見た居間。台所の板の間とは10㎝あまりの段差があります。食事のとき、家族は居間で、使用人は板の間だったのでしょうか。 居間から見た裏庭です。この家は母屋の三方に庭があって、大袈裟に言えばどの部屋からも庭が眺められるようになっています。裏庭だけで家が一軒建つ広さがあります。これは夏に撮ったものですが、秋には紅葉が燃えるようです。 *** 渡部家住宅の台所です。土間に大きいかまどが三口、板の間に普通サイズのものが二口、あります。板の間にかまど、というのは怖いように思いますが、これが一般的だったのでしょうか。土間と板の間は70センチほどの段差があります。踏み段があっても、ヨイショと声が出るほどです。これを鍋や釜を持って女中さんが上がり下りしていたのでしょうから、大変な労力です。バリアフリーどころか、バリアフルの時代でした。この家が重要文化財に指定されたとき、台所は流しが設置されるなど大幅に改造されていましたが、古い図面をもとに昔の姿にもどされました。かまどが煤けていないのは復原したものだからです。右は復元された三口かまどです。大きいですね。(なかしろ) 2009年3月末より、いよいよ公開!詳しくはこちらから… ★「 井出創太郎 渡部家住宅 ーその光と記憶 第三期」概要 ★「井出創太郎 第一期作品集」 ★「サブイベント情報」
by watanabekejyutaku
| 2009-01-12 00:03
| 渡部家住宅の見所
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